VOL. 91

今回もお付き合いいただきありがとうございます。
今回はそうは言っても、馬券が最大の面白さには変わらないので、
血統から予想する楽しさをご紹介します。
サンプルレースとして先週行なわれたGⅢのエプソムカップとCBC賞を参考にします。
まず東京競馬場で行なわれたエプソムカップからいきます。
このレースは東京競馬場の1800Mで行なわれるレースですが、
東京競馬場というのは、直線が長くスタミナ+キレがないとなかなか勝ちきれない競馬場です。
そんな競馬場を得意とする血統があります。トニービンです。
トニービン自身はイタリアの馬であの有名な凱旋門賞馬です。
そのトニービンが日本にやってきて種馬になったのですが、その子供の傾向が偏っていて、
トニービンの子供はG1を13勝しているのですがそのうちなんと11勝が東京競馬場です。
こんなにはっきりと傾向が表れる馬も珍しいです。
トニービン自身は2000年3月10日になくなってしまったので、
その子供はほとんど現役で走ってはいないのですが、
お母さんのお父さんとして血は受け継がれています。
そこで今回のエプソムカップです。写真を見てください。

エプソムカップの出馬表です。
あ、見えないって?



馬の名前の上側に書いてあるのがお父さん馬です。
下側にかいてあるのがお母さん馬でその隣の( )がお母さん馬のお父さんです。
お母さんのお父さんとして3頭もいるではありませんか。
2番のブライトトゥモロー。
7番のヒカルオオゾラ。
18番のショウワモダン。
この3頭から本命を絞ったのですが、その次にお父さんの比較です。
2番のブライトトゥモローのお父さんはフレンチデピュティ。
7番のヒカルオオゾラのお父さんはマンハッタンカフェ。
18番のショウワモダンのお父さんはエアジハード。
現役時代を知っているマンハッタンカフェとエアジハードから買うことに決めました。
しかもエアジハードは現役時代に東京競馬場で行なわれる1600Mの安田記念というレースを勝っています。
血統では申し分のない馬だと思うので、エアジハード本命でヒカルオオゾラを絡めた馬券を買いました。
結果は1着サンライズマックス 2着ヒカルオオゾラ 3着グラスボンバー。
ショウワモダンは6着でした。惜しかったです。
思い出にふけったり、血統の辞書を出してきて調べたりと、その予想する過程を楽しんでいるところもあります。
次にCBC賞。1200Mという短距離戦です。
今回のポイントはサンデーサイレンスです。
名前を聞いたことがあるかも知れませんが、日本の競馬を変えた馬です。
この馬の子供たちが勝ちまくり、1頭で何もかもを変えてしまった馬です。
サンデーサイレンスも今は亡くなってしまい、その子供も少なくなってきているのですが、今回1頭だけ出てきています。
14番キョウワロアリングです。
サンデーサイレンスの子供は年をとるにつれて得意な距離がだんだんと短い距離になっていくことは知られています。
3歳や4歳のころは2000M前後を得意としていた馬が年をとり1400Mや1200Mを勝つというようなことです。
なぜそのようになるのか詳しくは分かりませんが、
サンデーサイレンスの子供が1200Mに出てきた時は狙うようにしています。
また今の中京競馬場は内側の馬場が悪く外枠の馬が有利なので14番というのもいいです。
もう一つこの時期のこのCBCというレースは芝で行なわれるにもかかわらず、
ダート(砂)で活躍している馬が勝つというような現象が起きています。
このメンバーの中で砂に強いというのは2番のスリープレスナイトです。
お父さんのクロフネは3回目のコラムに登場してもらいましたが、
ダート(砂)は的なしというくらい強かったです。
なのでこの2頭を中心に馬券を買いました。
結果は1着スリープレスナイト 2着スピニングノアール 3着テイエムアクション。
スリープレスナイトは勝ちましたが、キョウワロワリングは7着でした。
このレースでダートで強い競馬をしていたのはスリープレスナイトとテイエムアクションだけでした。
この2頭から買っていれば。惜しかったです。


このように毎週血統だけを見てパドックや調教などはほとんど参考にしません。
この血統表を見ているだけで、幸せな気分になります。
いよいよ来週が最終回となります。6月29日が宝塚記念ということもあり、観戦記で締めくくりたいと思います。
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